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写真に関しての覚え書き 2

前回書いた写真の整理と同時に、人生5度目となる暗室を作りました。

作れば作るほど暗室作りは上手くなってきていると思うのですが、悲しいかな近い将来確実に失われていくであろう技術ですよね。

そしてこの失われていくということはロマンチックでもノスタルジックでもなく、単に必要とするひとが減ってきているから、というところに少し寂しさを感じます。

おそらく暗室を作るのもこれで最後になるような気もします。


写真に関しての覚え書き

この正月休みに、今まで撮影してきた写真を大々的に整理しました。

ウェブサイトを根本から作り替える際に、過去のフィルムを一斉にデジタル化する必要に迫られたのです。

カメラを持ったばかりの頃のフィルムから最近までの写真が全て順不同に詰まった箱をひっくり返して、写真の海の中を泳いでいるような1週間を、年始早々過ごしていました。

昨年引っ越しをした際にも感じたことですが、長らく放置していたものを整理することは実際にやってみると想像以上にエネルギーを必要とするもので、まずどこから手をつけようかと考えるだけでも頭からケムリが出てきそうな状況でした。

それでも過去の写真を遡って一気に目を通す、というのは非常におもしろい経験で、一枚の写真を目にしたことがきっかけで、心の奥底に沈殿していたような記憶が次々に蘇る、ということが連続して起こります。

すべての写真はドキュメンタリーだ、という言葉がありますね。

写真というものは、その人間がその瞬間目の前にしていた光景の記録であり、同時に写真に写っていない、フレームの外側の記憶でもあります。

このフレームの外側の記憶というのはなかなか言語化して伝えるにむずかしい部分ではあると思うのですが、撮ってる本人にとっては意外と大事な部分だったりします。

あ、このときこんなこと考えていたんだよなとか、この写真撮ってる自分のうしろでは大勢の人が集まって見物してたな、とか、とうの昔に過ぎ去ってしまってふだんは意識の上に上がってくることのないこの種の記憶が、一枚の写真を見ることで続々とわき上がってきます。

そういった記憶や、もしくはそれにひと続きで繋がっているそのとき持った気持ち、感情なんかは、写真を見る側の人にとってはまったくとらえどころのない部分だったりするのでしょうが、それが伝わらないわけでは決してなく、実はそういった説明不可能な記憶や感情を、説明不可能なまま写真から受け取ってたりもします。そしてそういった説明不可能なものは言語化できない、もしくは非常にしにくいので、それでも人が説明しようとすると、「なんとなく」みたいな言葉になるわけです。

「きれいなんだけど、なんとなく怖い」「よくわかんない。でもなんとなく好き」写真を見た人がよく口にするそんな言葉の、なんとなく以降は、言語化できないものを受け取った証と、ぼくは受け止めています。そして人の心の奥深くに爪痕を残して行くような写真というのは、どんな衝撃スクープや超絶技法のライティングなどよりも、こういった「説明できないよくわからないもの」がはるかに雄弁に語っているものだったりします。

そんなことを、整理作業中に考えさせられたわけですが、こんな考え事をしながらしている整理がスムーズに進むわけがない、と我ながら思ったりもしていた、そんな正月です。

(つづく)

 

 

 

 

ウェブサイト

ず〜っとやろうやろう、と思っていたウェブサイトのリニューアルをしました。覗いてみてください!

カロール再び再び 3

インドの国内便、スパイスジェット。

以前インディアンエアーラインのストライキでひどい目に遭ってから、国内の移動はスパイスジェットが多いです。

LCCだけあって小さなペットボトルの水しか出ませんが、300ルピー(500円)払うとカレーが出てきます。

ムンバイ〜アーメダバード間(540km)往復で、請求が¥5,480。

別にスパイスジェットの回しものではありませんが、このロゴを見るとなんか嬉しくなってしまいます。

インドに来たな、と実感する瞬間です。

カロール再び再び 2

友人キレンの子供たち、シュリとお兄ちゃんのオム。

朝イチ、寝起きでこの表情。

カロール再び再び

先月またインドに行ってきました。

インド人の友人が住むカロールという村から、さらに田舎のサルディという村、その村役場のおじさん。

ちなみに友人の親戚が村長です。

一緒にいると村人が次々に相談を持ち込み、聖徳太子並みに大変そうです。

どういう人生を送ったら、こういう眼差しになるのだろうと思いながら。

Light in August 2

せっかくなので2年前に行った写真展のことも少し書こうと思います。

当時はブログもフェイスブックもやっていなかったのでこういった報告が全くできないままでした。便利な世の中になりました。

2009年9月11日にNY、マンハッタンのミートパッキング・ディストリクトのギャラリーで開催されたイベントは、ファッションブランドSATORU TANAKAと僕、それからDESTROY & REBUILDというNYのアーティストグループの3者合同展という形式でした。ちょうど2年前ですね。

正面が今回Light in Augustで展示している一枚です。

オープニングの9月11日にはDESTORY & REBUILDのメンバーが写真にライブペインティングをしました。

Light in August

ファッションデザイナー田中了がプロデュースするショップ”Light in August“が代官山にオープンしました。

店内入り口近くに、2年前NYで行った写真展で発表した写真を展示しています。

これ、写真では伝わらないかもしれませんが大きいです。170x150cmぐらいあります。アナログ写真のプリントとしては最大級のこの写真、暗室で焼くのも持ち運びも全てがひと苦労で、大きな筒に入れ、肩に担いでNY行きの飛行機に乗ったときのことを今回走馬灯のように思い出しました。今でも息苦しくなります。

店内はこのような感じです。空気の気持ち良いショップです。コーヒーやビールも飲めます。

このシリーズから産まれたSatoru TanakaのTシャツも販売しています。

代官山のふてぶてしいネコが出迎えてくれます。

アンチ巨人

巨人の内海選手を撮影しました。

幼い頃から確固としたアンチ巨人でしたが、

最近それがあやふやにぐらついてきています。

阪神ー巨人戦で、巨人を応援することなんてこれまでなかったことなのに。

内海選手があまりにも好青年だったせいで。

これから何に対してアンチになればいいのか

少しわからなくなっています。

無題

高校からの友人と奴のきれいな奥さんと一歳になる二人の娘と、写真撮影。

室町から続く道で。